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zoom RSS Nitin Sawhney 【Beyond Skin】

<<   作成日時 : 2005/10/09 13:35   >>

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画像JEFF BECKが演奏している"NADIA"の原曲が入っていると此処でご紹介いただいた、ニティン・ソーニーの'99年のアルバム。私が今年巡り逢えたアルバムの中では一番心に染みたかも‥。ジャケ写(←写真の右下)は少し怖いのだけれど、逆に、音は総じてメロウで美しい。

"beyond skin"…直訳なら「肌の色を越えて」というところだろうか。イギリスに移住してきたインド系2世の彼が2つの国を見つめる「葛藤」や、「核(実験)」への反対メッセージが、それぞれ、あるいは重なりながら、漂っている。



I believe in Hindu philosophy
I am not religious
I am a pacifist
I am a British Asian

My identity and my history are
defined only by myself - beyond
politics,beyond nationality,
beyond religion and beyond skin.

〜Nitin Sawhneyの言葉〜


* - * - *

01.Broken Skin
02.Letting Go
03.Homelands
04.Pilgrim
05.Tides
06.Nadia
07.Immigrant
08.Serpents
09.Anthem Without Nation
10.Nostalgia
11.Conference
12.Beyond Skin

* - * - *

彼の生い立ちを知り、詞に興味を持ったのだが、輸入盤には歌詞カードが付いていないし、私のヒアリング能力では×だなぁ(苦笑)と思っていたら、インターネット上で英語詞をアップしているところを見つけた。

01,05,09,12 で、核実験、放射能汚染に対して、視点を変えて、メッセージを送っている。

中でも01では、美しい女性ヴォーカルに乗せてこんな詞を歌っている。(←01から抜粋)

 Brushing winds beneath your call
 Broken skin, distant fear
 Shattered worlds of endless tears
 Hidden fires, distant lies
 Burried hopes beneath the cries
 Broken skin, distant fears
 Silent lips, so far, so near
 Silence, it is every hope apart
 Two flames burn deep beneath one heart
 Teardrops flow faster with the tide
 Raging over calmer waters
 As the timeless land divides

 Cold games repeat on eastern shores
 Strong winds blow over colder wars
 Proud lips stay silent in the rain
 There are half a million voices in the song without a name

一個人としても心に突き刺さる詞だ。
少し、脇道に逸れるが、本日10月9日、ちょうど、ジョン・レノンの生誕65年
祝うというより、惜しまなくてはいけない誕生日となってしまった真相は未だ明らかとは言い難いようだが、ジョン・レノンが上の詞に見られるようには口を閉ざさず、誰もが口ずさめる「歌」の中に、平和への揺るがぬ気持ちと、希望を留めてくれたことは間違いない。(ありがとう)

さて、本題に戻って・・
上に挙げた楽曲はいずれも、メッセージの内容とは対照的に、穏やかで美しく、自然の醸し出す音をイメージさせる。まるで、地球がかなしみ、祈っているようだ。ただ、12には「怒り」「衝撃」、そして、それが「失望」「嘆き」に変わってゆくのも感じられる。


もちろん、きっかけとなった"Nadia"も素敵なのだけれど、このアルバムの中では、さほど目立たない。ただ、JEFFが、かなり原曲のイメージを大切にカバーしている(彼が弾くとそれができる)ことがわかる。

個人的なお勧めは、01,05,07
07は、現代人がオアシス(恋人)を求めるような歌詞で、男女のヴォーカルが柔らかくシンクロするようで華やかで美しい。

あと、08,11の「いかにも‥」という音色や発声に、感受性の豊かさや、元コメディ俳優もしていたというキャラクターも感じる。

とにかく、ジャケ写に引かずに、聴いてみて欲しい、秀作!

尚、東京エスムジカの早川大地さんが→レコメンド記事を書いているのを見つけた。私の記事より端的なので(苦笑)、興味を持った方は、どうぞ。
<抜粋>
基本的にはアップテンポなドラムンベース系が多いこの手のアーティストのなかで、この人はとにかく、全編を通して美メロの嵐マイナー調の美しい女声ボーカルと男声口タブラ、ストリングスの絡みは絶妙で、神秘的ですらある。インド音楽の真髄の一つであるタブラはやや寡黙であるが、低音のワンショットは一発でドキっとさせる色気がある。おすすめは1.beyond skinと3.homelands。
 

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JEFF BECK 2000 Japan Tour
東京国際フォーラムA 2000.12.2 Sat 17:20-18:50 入場する為の列には少し異様とも取れる雰囲気が漂っている。ひとかたまりに括れない種類のオーディアンス達、当たり前のように男性が圧倒的に多い。それも、予想以上に4,50代の、一見して「音楽好き?」とは思えない風貌の人達が割と多いのだ。これだけで私は呑まれていた。 ...続きを見る
私を生かすRipple
2005/10/09 13:49
Nitin Sawhney
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miyavilog
2005/10/11 16:39

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
試聴を探して聞いてみました。
NadiaはJeffは原曲に沿ってカバーしたんですね。
ほかの曲も美しいけど、メッセージがあるんだなぁ。
欲しくなったんですけど、廃盤だそうで;探してみます^^;
meimei
2005/10/09 17:19
見つけちゃって、聴いちゃって下さい!(笑)
 
Cacao
2005/10/10 23:19
こんにちは。
聴かれて喜んでいただけだようで嬉しいですぅ。w
ご存知かも知れませんが『NADIA』はサラーム海上師のコンピYallah!Yallah!2にも収録されていますが、このお方、同時発売のコンピと前作のYallah!Yallah!1で教授の曲もチョイスされてるんですよね。で、実はNADIAの詞はこのコンピ盤で初めて知ったのです。インターネット上で英語詞をアップしてるサイトはしりませんでした。
UKエイジアンやエイジアン・マッシブの連中は大袈裟に言えば背負っているものの重みやより自由であろうとする姿勢がつくる音にも現れているようで奥が深いです。ハマルと印度古典までいっちゃいますよ。(笑)
TBありがとうございました。
miyavilog
2005/10/11 17:00
miyavilogさんへ
インドは、もともと興味持ってる国なんで‥ハマルって言われると、ひるみますね(苦笑)
まず、今は同じJEFF繋がりでアイルランドに向かってるので‥笑
 
Cacao
2005/10/12 21:10
紹介されたアルバム、興味津々ですね。
是非とも聴いてみたくなりました。
アルバム、探してみます。
エディ
2005/10/27 21:46
エディさんへ
そう、この方、なかなか‥です。miyavilogさんのお勧めで、今年発売の"Philtre"ってアルバムも聴いてみようと思ってます(^^)
"Beyond Skin"ともども、日本盤は入手困難のようですが、輸入盤ならamazonでは、なんとかなりました。
Cacao
2005/10/28 21:51

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