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zoom RSS 【旅】前編〜原爆ドーム&宮島〜

<<   作成日時 : 2006/10/23 12:03   >>

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今回の旅行は、終えてから振り返ると、(頼りないながら)ナビに必死(苦笑)だったので、「ミッション完了」というのが正直な感想。それでも、とにかく、厳島神社は美しかった。

* - * - *

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幾度も写真で見てきた原爆ドームは、訪れる人々を静かに招き入れるように立っていた。実は、私の中ではずっと疑問だった。想像を絶する破壊力を持つ原子爆弾にやられたのに、ある程度は原型を留め、天辺のアーチの形も崩さず立ち続けている建物とは、どんなものなのか?
しかし、側に寄って、周囲や内部に多くの瓦礫を未だ残し、ひび割れ傷ついた壁を無残にさらしている姿には、とても胸が痛んだ。使命を負い、横たわることの許されない…"NO MORE HIROSHIMA"の、彼は…象徴なのだ。

画像そして、原爆を生き抜き、若い世代に平和の大切さを伝えるために、思い出したくもない個々の悲惨な体験を語り継ぐ人々にとって、大きな心の支えでもあるのだろう。

平和記念資料館の中については、個人的には、聞かされていたよりは驚く内容ではなかった。最近は、結構TV等で映し出される内容の方がショッキングだったり、色々な角度からの検証番組も放送してくれるようになったせいだろう。
けれど、自分が今住んでいる市にも原爆の模擬爆弾(通称パンプキン)が落とされていた事実は、そこで初めて知ったし…何よりショックだったのは、広島型原子爆弾、通称リトルボーイが、本当に本当に小さかった事を、肌で感じた事。
こんなもの一発で、あれだけ大勢の人達が死に至り、今も苦しんでいるのだと思ったら、たまらなく悔しくて…そして、人間の恐ろしさに慄然とした。

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折りしも旅の途中、お偉い政治家の方々が「(日本が)核を保有する議論はあっていい」とか何とか発言していたようで…それに対する広島や長崎の人々の怒りや落胆はどれ程のものであろうかと思わずにはいられなかった。きっと、心情的に言えば、もしも、核を投げ返したい国があるとするなら(原爆被害者にとって)アメリカが第1候補であるはずだから…それは、黒沢明監督の「八月の狂詩曲」を見なくとも想像できる。
お願いだから、「平和の灯」(参考)が点るに至った過程を、もう一度よく考えて欲しい。それこそが、憎しみの連鎖を食い止めるという事なのだと思うから。


* - * - *

画像今回の旅で訪れたのは、いずれも名の通った観光地であったので、どこであれ日本語以外の言葉が聞こえ、明らかに日本人っぽくはない多くの人々と共に歩き、或いは、すれ違った。英語はもちろん、韓国語中国語(←種類は不明)等々。
中でも宮島には、家族連れ、修学旅行はもちろん、色々な団体さんが引きも切らず…そして、私には、どの人の表情も声も和やかで柔らかく思えた。そして、それはきっと、この宮島の自然厳島神社の素晴らしさに皆が心から魅了されてしまっているのだろうと…

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母が言うには、京都から修学旅行に来ていた中学生が「京都みたい」と口にしていたそうだ。湾を囲むように広がる丸みを帯びた優しい山々のシルエット、その山中に点在する神社や寺…特に五重塔の辺りは地形的に見ても、清水寺にそっくり。遷都を図った平清盛に想いを馳せる。
彼はこの橋から天に昇るイメージを膨らませたかもしれない。


画像人によって計算しつくされた厳島神社(周辺)の構造は…しかし、それを感じさせないほど、自然の中に溶け込み、凛として美しい。
また、潮の満ち引きによって刻々と移り変わる景色は、頭で考える以上に、心と体を惹きつける。海からの波が紋様を描きながら、ひたひたと神社に寄せて来る様子は、目の前に宇宙を見るようで、その不思議さに、目を離せない。このゆったりと安らかな気持ちを愉しむ贅沢を、ぜひ、大勢の人達に味わってほしい。


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最後に、広島の人達は「思いやり」や「いたわり」を自然に表すことができる、温かく素敵な人達だと感じた。それは例えば、2回ほど利用した広島電鉄(通称ひろでん)の中でさりげなく席を譲る様子などに垣間見れた。
 

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
広島へ行っていたんですね。広島は子供の時に親戚が住んでいたので、そのころ2回ぐらい泊まりに行った記憶があります。小学生にあがるまえと、あがったばかりの頃なので、記憶はほとんど残っていません。そのときはたぶん原爆ドームや宮島に行ったと思うのですが・・・。

そして、大人になって広島市内に日帰りで、数回出張に行ったきりですね。広島電鉄はそのとき乗りました。まだ暑い時期で町中で、電車を待つ間に、じりじりと照りつける太陽と相対して、のんびりとした市電のイメージが対照的でした。後は駅で買った「干し牡蠣」の印象しかないです。もう一度ゆっくりと旅をしてみたい場所ですね。
joyuki
URL
2006/10/23 12:45
ど〜も、joyukiさん

>じりじりと照りつける太陽と相対して、のんびりとした市電のイメージが対照的でした。

そうですね、私も、10月とは言え、お天気に恵まれ暑かったです。でも、ひろでんの中では、車掌さんがとっても忙しそうにしていて、気の向くままの旅行者としては頭が下がる思いでした。

>もう一度ゆっくりと旅をしてみたい場所ですね。

ぜひぜひ!
 
Cacao
2006/10/24 19:37
あーどれも、先日観た景色ばかり!

不思議だなぁ、Cacaoさんも同じ場所に立ったのですね。

宮島はパワースポット、って感じを受けました。

平和記念館は、僕はダメでした。
甘いのかもしれないですが、すごく衝撃を受けてしまいました・・・
J
URL
2006/10/25 02:09
Jさん、やっと行って…帰って来ましたよ。

>あーどれも、先日観た景色ばかり!

ねー、私がJさんの記事を拝見してた時の気持ちがわかるでしょ?(笑)『私、ここに行くんだぁ』…みたいな。

>宮島はパワースポット、って感じを受けました。

そっか、そうかもしれませんね。
私も潮が引いた時を目指して行ったので、(幸い革靴ではなかったので)鳥居まで行って、さわって来たんですけれど、貝殻もお土産に頂戴して来ました。(生きた貝も手に取ってしまって、あわてて逃がして来ましたが)

>すごく衝撃を受けてしまいました・・・

確かに、想像力を抑制しないと、あそこに居るのは無理ですね。私は母親に色々聞かされていたので、抗体が出来ていたところがありました。
 
Cacao
2006/10/25 23:06
いい旅をされたのですね。写真もとても素敵
でガイドブックと違う魅力をうけとりました。
私は広島には行ったことがなくて、いつか行きたいなと思っていました。
そして、親孝行ですね。お母様は喜ばれたことでしょう。
nokogirisou
URL
2006/11/02 23:24
コメントありがとうございます、nokogirisouさん

>ガイドブックと違う魅力をうけとりました。

最高の誉め言葉です!何も出ないけど…笑

>私は広島には行ったことがなくて、いつか行きたいなと思っていました。

私も、沖縄、行きたいんですよねー。とっても!(何故か、シーサが好き)

>親孝行ですね。

そうだと良いのですが…最近、団体旅行でお客に徹すればよい旅を複数経験している両親には、結構タイトで、ずいぶん我慢もしてくれたと思います(^^ゞ
 
Cacao
2006/11/03 21:32
トラックバックありがとうございます。Cacaoさんと同じ場所に立っていたのだと感慨深く思いました。原爆ドームに対する疑問は、私もずっと抱いていて、今回やっと納得できました。すてきな写真ですね。私が宮島に行ったときは、干潮でみんな鳥居に抱きついていたち、貝を拾ったりしていました。
nokogirisou
2009/08/23 22:18
nokogirisouさん、わざわざコメントありがとうございます。(私、どうコメントしようかなぁと迷ってTBとさせていただきました)

私も厳島神社で貝拾って帰ってきましたよ(もちろん、貝殻。生きた貝は拾ってはいけないようでしたので…)
干潮の少し前から潮が満ちて夕陽が差し込むまで粘ってました(笑)というより、この地から、とても離れがたかったのでした。
 
Cacao
2009/08/23 22:31

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