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zoom RSS Jeff Beck 【The Jeff Beck Group】&【There And Back】

<<   作成日時 : 2007/01/13 00:21   >>

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画像私のblog立上げのきっかけであるジェフ・ベック大御所のCDについて、なかなか書く勇気もなく来たのですが(苦笑)、ここで、少し奮起(大袈裟〜)してみようと思います。まず、現時点で私がヘビロになりがちな2枚、"The Jeff Beck Group"('72)そして、"There And Back"('80)です。

YARDBIRDS('64〜66)参加の後、Jeff Beckには、
・Jeff Beck GROUP の第一期('68〜)
・同じく第二期('71〜)
Beck Bogart & Appice('73〜)
ソロ('75〜)
という歩みがあるらしいですが、各アルバムを(最低で)数回聴いた現時点で、私の耳に心地良いのが、第二期の"The Jeff Beck Group"とソロになってからの"There And Back"のような気がします。

私の場合は'99のライヴ映像をたまたま見たことが出逢いで(恥)、その時点では、ライヴ音源の"Jeff Beck With Jan Hammer Group Live"が一番のお気に入りでした。それから、2000年、2005年のライヴに幸運にも参加して…本腰を入れて過去のCDを聴き始めました。このblogでも紹介しているNitin Sawhneyの"Beyond Skin"Donal Lunnyの"The best of Donal Lunny"も、Jeffのカバー元ということになります。

前置きが長くなりましたが…


◆"The Jeff Beck Group"('72)◆

これは、まず、ジャケットが好きです(笑)
5人の中央がJeffなわけですが、右端の(故)Cozy Powellが、にこやかなJeffみたいな感じにも見えて…

このアルバム、何で好きなんだろう?特徴は何だろう?と考えてみるわけですが、まず、個人的はBob TenchのヴォーカルがJeffの音色を自由にさせ、伸びやかに解き放っている感じがします。
ご存知(爵位も受けた)Rod Stewartがヴォーカルデビューした第一期の方が世間的には評価が高く、JeffのギターとRodのヴォーカルの攻め合うように高揚してゆく感じが好まれているのかなと思いますが、逆に、この作品(第二期)では力まず、Jeffの感覚が好むままに指を走らせています。

サウンド全体にしても、そんなJeffの音色を、隙間を埋めすぎず、弱すぎず、自然に盛り上がる感じで…また、前作の"Rough And Ready"と比べると、軽くしなやかで豊かな表情を見せてくれて楽しめます。

楽曲としては、"Going Down"はもちろんですが、最初から"Ice Cream cakes"の、ひと癖あるクールでカッコ良いのも好きです。(たぶん、この楽曲が好きかどうかはJeffを好きになれるかどうかの踏み絵になるかも…笑)
あと、"Tonight I'll Been Staying Hear With You"の、思い切りR&Bっぽいバラード、"Highways"の演奏の、渋さとキュートさの合わせ技には不意撃ちをくらいます。
そして個人的に弱いのが"Definitely Maybe"のようなメロディライン。横たわる切なさの向こうに薄っすらと希望の光が差し込むような…

画像 1.Ice Cream Cakes
 2.Glad All Over
 3.Tonight I'll Be Staying Here With You
 4.Sugar Cane
 5.I Can't Give Back the Love I Feel for You
 6.Going Down
 7.I Got to Have a Song
 8.Highways
 9.Definitely Maybe






◆"There And Back"('80)◆

このジャケ写もシンプルでかっこいいですね。私の持っているのは再版の紙ジャケですが、その質感がさらに良くしています。

そして、これは、"Blow By Blow"から芽吹いたJeffのインストが、"Wired"でエネルギッシュに開花した後、少し時間を置き、かっちりとバランス良く実を結んだ、落ち着いたアルバムと言っていいかと思います。
走ってる感じではなく、ビートとメロディラインの波に呼応しながら、ゆったりと一つ一つの音色を刻み込んでいるようです。

フュージョン色は薄れロックっぽいビート感が全体を支えています。そういう意味で言うと、Jeffのギターが五線譜の枠を超えて縦横無尽に暴れ回るという風ではありません。しかし、そのきっちりしたリズムの中で、少し抑揚を利かせつつも、ここぞという時には十分に艶のある、これぞJeff Beckという演奏が聴けます。
たぶん、ドラムの良さが相乗効果として表れていると思いますが、その力強さに見合うように、Jeffのギターも少し骨太な感じがします。

楽曲としては、私はとにかく"You Never Know"が大好きなんです!多くの人が"Wired"の1曲目"Led Boots"に過剰反応してしまうらしいですが(苦笑)、私の場合はコレ。なぜなのか?何度考えてもわからない。
また、"The Pump"は、最近に至るまで保たれているJeffの嗜好の源泉の一つなのではないかと感じてます。

あらためて見ると、"Star Cycle""Space Boogie"という宇宙を意識するかのような楽曲名が入っています。そしてこの2つの曲順から見て、最後の静かなブルース調の"The Final Peace"をおまけとして残した上で、対を成すのかもしれません。
そして、もし、(客観的に)このアルバムの中で1曲選んで感想文を書けと言われたら、迷わず"Space Boogie"を選ぶことでしょう。(ここでは書きませんが…笑)
もう、ファンなら堪らないという感じ。ライヴで聴けたら、興奮の坩堝になること間違いなし!個人的には2005年の日本ツアーの千秋楽に、メンバーとの呼吸もバッチリとなった状態で演奏してくれた様子に重なります。(2週前に聴いた演奏とは雲泥の差でしたから…)

画像 1.Star Cycle
 2.Too Much to Lose
 3.You Never Know
 4.Pump
 5.Becko
 6.Golden Road
 7.Space Boogie
 8.Final Peace





と、まぁ、こんなところで、今回はご勘弁を…
 

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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
来ましたねェ!(笑)
・・なるほど、いいチョイスですね。
スティーヴン・クロッパーの魔法がかけられたオレンジは、玄人好みの一枚として名高い名作ですよね。
私はギター中心で聴いちゃうので、ラフ・アンド・レディの方が好きです・・コージーの写真も、よりベック風だし。
ゼア・アンド・バックのジャケットは、当時御大の持ってたギターケースの接写で、これも出た当時LPに頬擦りしながら聴いてました。(笑)
・・そうそう、スター・サイクルのシークエンスパターンを昔携帯の着メロにしてました・・もちろん打込みです。
elmar35
URL
2007/01/13 00:50
こんにちは。blog立ち上げのきっかけが、Jeff Beckだったんですね。あらためて最初の日記を拝見しました。熱い想いが込められていると思いました。
残念ながらぼくはJeffがつかないベックは聴くのですが、Jeff Beckは盲点というか、しっかり聴いたことがありませんでした。チェックリストに入れておこうと思います。
それから、実はCacaoさんのブログの「たわごと」シリーズのファンです(笑)いつも深く考えさせられています。
tonosan
2007/01/14 12:00
☆elmar35さんへ

>来ましたねェ!(笑)

今年の目標一つクリア(<小さ!笑)

魔法かけられてるんですか、これ…(^^;

>私はギター中心で聴いちゃうので

そういう意味では、"Rough And Ready"の方が「通」好みかも。全体的に黒人spiritを継承するように、硬派でいながらメロウ。しかしRock!soulfulなヴォーカルをサポートするように、Jeffがギタリストに徹してる気がします。
そして、ジャケ写は2作目の逆で、Jeffの方がCozyよりやわらかい表情ですねぇ。

>スター・サイクルのシークエンスパターンを昔携帯の着メロにしてました

私も2005年は"Star Cycle"や"Blue Wind"を着メロにしてました。今は、Stingだけど(笑)

 
Cacao
2007/01/14 16:33
☆tonosanさんへ

なんと、山崎ファンとして「Jeffがつかないベック」のチェックをしようとして間違えたおかげの出逢いなのです、実は…笑(当時、山がBECKのループ手法を真似ていたらしかったので)おかげで私は、逆にBECKを聴きそびれました。
ところで、BECKは今年の4月来日らしいですね!

>しっかり聴いたことがありませんでした

たぶん、好き嫌いが分かれると思うので、深入りするかどうかは、直感を信じて下さい。

「たわごと」はその名の通りなので(客観的に返信する自信もなく)一方通行にさせてもらってますが…もし、皆さんの心に少しでもひっかかってくれたら、本当にありがたいです。
 
 
Cacao
2007/01/14 16:35
来ましたね!(笑)
あ、ネットの世界じゃこういうのかな?
キタ━━━━(゚∇゚)━━━━ !!!!!
僕は、もうJeffのはどれも無条件で愛してます。
でも、そーだなぁ、第1期の2枚と、Who else?でしたっけ?これにしよう。
前者は、もう大学生の頃、バンドをやってて頭をガツン!と殴られたような衝撃でした。
ロッドのヴォーカルも、ロンのベースも、エインズレーのドラム酢も、ニッキーのピアノも全部最高だし。
後者は、1曲目から『これが、50過ぎたオヤジの出す音かよ!?』と驚き、呆れつつも、顔がにやけてしまいました。

またreview楽しみにしています。
J
URL
2007/01/14 23:08
な、なんだ、ドラム酢って?

ドラムスです(T_T)・・・
J
2007/01/14 23:09
あらら。私、勘違いしてたようです、JさんのJeff度。
"Who Else!"もOKなのですねぇ。
いつかCD蔵の写真を拝見して(@_@)、勝手にソロ以降はあんまりなのかな?と思ってました。
10年のブランクの後の"Who Else!"が、長年のファンの方々にとって、どれほど衝撃だったかと想像します。

初レヴュー記事の候補の中には"Truth"もあったのですが、今回は聴き易さに走りました。
"Flash"持って来ようかと思ったくらいですから(←自重しましたが…)
次が書けるのかどうかわかりませんが、努力しまーす(苦笑)
 
Cacao
2007/01/15 20:43
BECK違いで聴き始めた、というのも素敵だと思います。セレンディピティってやつですね(探そうと思っていたものとは別の素晴らしいものに出会ってしまうことらしいです)。BECKが来日するんですか。行きたいなあ。新しいアルバム「The Information」は何度も聴いています。あ、でもDVDまだ観ていないことに気付きました(苦笑)。観なきゃ。
たわごと11も拝見しました。ちょっと切ない・・・。
tonosan
2007/01/17 22:42
serendipity…「セレンディップの三人の王子」という童話にちなんだ造語、なんですね。「何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す」
才能と言うのはおこがましいですが、そう言えば、山崎まさよしのCDを初めて手にした時も、実は宮本浩次(エレファントカシマシ)のついでだったりしました(笑)

tonosanさん、コメントありがとうございました。
 
Cacao
2007/01/20 11:48
わ〜、2枚とも、私も大好きです。
”オレンジ”は、ずっと第二期はなぜか最近までこれしか持ってなかったってのもありますが、とにかくするめのようなアルバムで、何度も何度も聞きました。
1曲1曲味があって、ほんとに好きです。第一期も大好きなんですが、あの荒っぽさが、ずっと洗練されて、バランスもよくて、も〜、良い!!んですよね♪
There And Backも、初ライブがこのツアーだったし、思い入れがあります。一番のおなじみアルバムです。
Space Boogie、もう、ライブではサイモンのドラムがすごかったですよ!
Star Cycle、You Never Know、The Pumpはライブでずっと演奏され続けてますよねー。
やっぱり私が語るとアホっぽい;
アルバムレビューありがとうございました(^^)
meimei
2007/01/27 15:29
meimeiさん、出不精悪化で御無沙汰してます(^^;

そーですね、私にとって2枚ともスルメです。
やっぱり、聴き易い「バランス」の作品なんでしょうね。
"Space Boogie"の生ドラム…想像するだけでも、背筋を興奮が駆け上ってゆきそうです。
うらやましいなぁ〜

>やっぱり私が語るとアホっぽい
何をおっしゃいます!meimeiさんの記事は、熱っぽくて素敵です、いつも、どんな時も♪
これからも、Jeff妄想、楽しみにしてます。
とにかく、私の逃した『マーラー聴かせて〜 > Jeffさま!』今年こそ
 
Cacao
2007/01/30 08:12
コメントTBどうも有難うございました。
JEFF BECKのことは実はよく知りませんが、Cacaoさんが彼がきっかけでBLOGを始められたというのも今 知りました。
存在する音楽
URL
2008/10/20 23:25
存在する音楽さんへ

いえいえ、こちらこそ。なんか嬉しくて・・

>Cacaoさんが彼がきっかけでBLOGを始められたというのも今 知りました

実は、そうなんです。
高橋幸宏でも山崎まさよしでもなく…(笑)
 
Cacao
2008/10/24 12:07

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