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zoom RSS 日本の映画?

<<   作成日時 : 2007/01/26 23:55   >>

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「硫黄島からの手紙」について、「日本の映画」と言い切る…報道に携わる人達の発言に幾度もゲンナリさせられている。
さらには、(日本と違って)アメリカでは人気が無いとか、アメリカ人にはあの映画の良さ(メッセージ)が伝わらないとか…朝から、したり顔で言うこととは思えない。

映画の根幹である監督もアイディアも全て、アメリカのもの。俳優に日本人を起用し、さらには彼らの台詞も日本語というだけ。
それを、まるで、自国の誇りのように扱い、当然のように、過去にスミソニアンでエノラ・ゲイの展示が受け入れられなかったことを例に取り上げる。
うんざり。
日本の戦艦大和が英雄のように展示されたのと、どう違うのだろうか?

「攻撃するのは止むを得ないと考えた」…戦時下の多くの人民は、そうだったはず。
大和は殺す以上に殺された人達を大勢乗せていたから、墓碑となり、(結果として)多くの人の命を奪ったエノラ・ゲイは、後世の人達には目を背けられるお荷物となっただけ。そう、理解してもいいはずだ。
逆の立場なら、直視できるのだろうか?
私は広島の平和記念資料館で、展示物を食い入るように見つめるアメリカ人達に、心から敬意を払いたいと思った。(つまり、私にはそんな行動は取れないと思ったから)

それも、映画を見ていない人の発言ではないのだ。
感動して涙が出たとか(これも、ちょっと適当な感想ではないと思うが、人それぞれ)盛り上がる中で、まことしやかに話されている。

あの映画を見た後で、アメリカの人達が、競うように鑑賞してもおかしくないと考えるとしたら、その方がどうかしている。それこそが「想像力の欠如」じゃないのだろうか?(最近、「想像力」という言葉も薄く響くようになってしまったけれど…)
そこまで言うなら、対となっている「父親たちの星条旗」を日本人がどれほど興味を持ち、鑑賞したのかを比較してみて欲しい。
少なからず、どこか「三丁目の夕日」を見るような感覚で映画館に出向いた日本人がいたに違いない。お互いの国の立場や、逆に共有できる気持ちを見つめに行ったわけではないのだと思う。
逆に私のように、「硫黄島からの手紙」を見る前段として「父親たちの星条旗」を見た者は、図らずも、そういうものを感じ取ることができた気がする。それだけのこと。

ちょっと話がそれるけれど…
なんでこんな風に、朝も昼も夜も、時間帯が異なるだけで形の変わらない報道番組の構成になってしまったんだろう?
「ニュースアンカー」というのも、日本では死語なのかもしれない。(元々無いのか?…苦笑)
 

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硫黄島からの手紙 〜日本から見た硫黄島〜
アメリカ編(「父親たちの星条旗」)の方が「戦争映画」という面が強いかも…と、見終えて、思う。そして、日本編の「手紙」という単語は、ある意味で邪魔だと思う。想像力を限定するから… 戦争が、「生活の延長線上にある様」や、生くるべく行動するはずの人が殺し合う戦場は、特別のようでいて、本当は「極度に圧縮された社会」そのものだと、じわじわ伝わるような映画であるが…本質は「生きる」「生き続ける」こと、また、「人として在る」ことを、カメラはじっと捉えている。 そういう意味では、主演は渡辺謙演じる栗林... ...続きを見る
私を生かすRipple
2007/01/27 00:18

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
栗林中将やバロン西に関する便乗本が巷にあふれていますが、『硫黄島』が出る前から出していれば本物だったのに、ですよね。

とはいえ隣国3国が、日本の軍人に焦点をあてた映画を批判できないでいるのはよい傾向だと思います。

親日家を自称するフランスの女性がいたのですが、ふとしたことで日本人に対する差別感情を見せるところがありました。また、日本にインターンで来ていたこれまた親日家を自称するアメリカの学生がいたのですが、酔っ払うと真珠湾攻撃のことについて日本人を責め出したことがあります(真珠湾は軍事施設であり、広島、長崎以上に被害のある東京大空襲は一般市民)。欧米人にも本音と建前があり、平和記念館の展示場に釘付けとなったからといって、本音は別のところにあるのでは、というのが私の考えです。だからこそ、(上記米仏を代表とする)戦勝国は戦後戦争をしかける側だったのではないでしょうか。日本やドイツはなんだかんだいっても、後方支援はあっても仕掛けたことがないという事実は厳然とあり、反省が過ぎるほど反省していると思いますよ。
ドラム小僧
2007/02/03 07:09
ドラム小僧さま、コメントありがとうございます。

>『硫黄島』が出る前から出していれば本物だったのに、ですよね。

これは、私には耳が痛いお言葉です(恥)

>隣国3国が、日本の軍人に焦点をあてた映画を批判できないでいるのはよい傾向だと思います。

それは、映画の持つ真価によるものかもしれませんね。

>欧米人にも本音と建前があり、平和記念館の展示場に釘付けとなったからといって、本音は別のところにあるのでは、というのが私の考えです。

本音と建前はどんな国の人間にも当然あるものと思います。個人の想いとは別に、政治的な視点で接する必要性は私のような庶民にもあると思いますし…
大体が、私自身、通常、アメリカの人達全体をイメージする場合は懐疑的です。ブッシュ大統領の「自由」という言葉を聞く度に、9.11が起こった時にインターネット上で展開された、アメリカのサイトにおける情報規制あるいは情報制御を思い起こし、大国故の危うさ、扇動の脅威を感じるから。
Cacao
2007/02/03 14:24
(続)
しかし、人は一人一人、様々。「傾向」というのはあるとしても、あまりに、一塊(群像)にして語られるべきではないと思っています。私がこの記事で書きたかったのは、そういうことかもしれません。
たぶん、日本人は、扇動されやすい国民なのだと思います。そして、最近は、目に映りやすい、わかりやすい表層の事柄だけに、飛び付き易い環境が、じわじわと整って来ている。それが怖いです。

>反省が過ぎるほど反省していると思いますよ。

ドイツは、そうでしょうね。そして、それに反発する若者がネオナチに傾倒するという悲しい現実も見せている。難しいものです。
 
Cacao
2007/02/03 14:24
ネオナチはドイツだけではなく、戦勝国の米、英、仏などでも見られます。

話は具体的で実例を挙げながらの方がよい気がします。「日本人は扇動されやすい国民」は抽象的で十把一絡げです。扇動はされないと思います。祝日に国旗を掲げる人が日本では少ないですねと、フランスの共産主義派の女性が言っていましたから(笑)。もし扇動されやすい国民でしたら自衛隊はとっくにクーデターを起していたと思います。赤道直下の国々はそうですよね。悲観論は取り越し苦労に終わるのではと思います。

日本人同士で卑下しあっても誰かがフォローしてくれるという環境(甘え)があるのでしょうが、外国人との場合はフォローどころか急所とばかりに攻めてきますのでバランスが必要です。私の経験では、欧米人が自分から私たち外国人に対し、卑下したり手の内を見せたりするようなことは少ない気がします。隣国人もそうですよね。自分のことは棚に上げるものです。
ドラム小僧
2007/02/03 18:22
再び、ありがとうございます。

まず、そうですね…国際感覚ゼロの私がドラム小僧さんと同じ土俵に立つのは無理がありますね(苦笑)さらに、「扇動」という言葉を最終的に選んでしまった過ちが、私の触れたい事から話を逸らしてしまいました。
(実に、迷った末に上手い表現が思いつきませんでした。)

>悲観論は取り越し苦労に終わるのではと思います。

確かに、悲観してばかりはいけませんね。

ただ、この記事で、私が懸念したのは、まさに、私のように間口の狭い者が目にし易いメディアにおいて、背景の説明が十分でないままに、他国を見下す発言が交わされる事。そういうことの積み重ねが、世論にどういう影響を与えてゆくのか?ということでした。
あまりに、話題性だけに焦点を絞った番組構成、人選が目につくようになってきたのではないかと。
Cacao
2007/02/04 11:50
(続)
>外国人との場合はフォローどころか急所とばかりに攻めてきますのでバランスが必要です。
>自分のことは棚に上げるものです。

実際問題、政治やビジネス等においては、当然そうなのだろうと思います。わずかながら私が目にする中国の人達からのメールにも、いつも「攻め」の姿勢が感じられますし(苦笑)…
でも、甘い考えですが、心の底では、個々の「人」に対しては、性善説でありたいのです。環境、国の垣根は構えずに…
 
Cacao
2007/02/04 11:51

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