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その日、横浜みなとみらいの上空を(株)NISSENの飛行船が飛んでいました。(何年も前から「飛行船キャンペーン」というのをやってるのですね) おなかのところに、本日のHuman Audio Sponge(HAS) Special Liveを主催する「Smile Together Project」の黄色いハートを付けてました。(実は翌日も帰りの新幹線の中で、この飛行船に見送られました) そう、「HASと書いてYMOと読む」御三方の、一夜限りの結集Liveは、それが象徴するように(予想通り)ハートフルなものになりました。 - ◇ - 詳しいLiveの様子は、他にたくさんの方がレポートされていると思います。 私のブログにリンクも貼らせていただいているサイト↓の記事など、ご覧下さいませ。 ・MR.YT Unofficial Home Page ・joyuki's music world ・TOKIOで遊ぶ ※飯野賢治さんのブログにも、レポと舞台裏の写真などが…→ ※LiveはNHKの「プレミアム10」で7月上旬にO.A決定らしいですが、 今夜(5/21)の「ゲツヨル」のインタビューは面白かったですし、一部ですがLive映像も良かったですねー(音はどうしても落ちますが…) →期間限定でノーカット・インタビューが公開されてます(35分以上)なかなか充実した内容! ※こちらは、サポートメンバーとして参加した高野寛さんの5/22付けの日記だそうです。 リハーサルから本番に向けての、緊張感の伝わる内容です。↓(少し抜粋) 「記録として客観的に書こうと努めたけど、どれだけ推敲しても駄目だ。 言葉ではうまく表せない感情がこの文の100倍ある。」 私は、と言えば、誰もが期待する‥久々にYMO名義で"79/07 RYDEEN"をリリースした御三方が、どう変化し、どんなステージを見せてくれるのか?というところは、半分飛んでました(苦笑) もちろん、『「以心電信」や"RYDEEN"は、きっと演奏してくれる』という確信を持って、楽しみにはしていましたけれど… それ以上に、当日のLiveではHASに感情を持っていかれました。というか、今の御三方の素敵さ、カッコ良さに、やられました。 実にHASの原形(?)である Sketch Show のCD達を、発売当時はあまり聴いていなかった(=ピンと来なかった)ものですから、今回、Liveに向けて予習がてら聴いていたわけですが、どんどんとその世界に引っ張っていかれてしまってたんです。 (まさに独り言ですが、) このブログを始めた頃は、「昔の幸宏さんはホントかっこよかったなぁ」なんて失礼なことを思ってたんです。(それは最初の記事にも表れてます) でも、最近は、心から、今の幸宏さんが大好きなんですよね。 そういう状態であらためて聴くと、Sketch Show〜HAS あたりって、とても良かったのに気付けました。温かで、しかも新しい。なんて素敵なんだろうと。 これは、そのまま、坂本さんの"cendre"にも通じる感想ですが… だから、そんな、今の御三方だからこそ創り出せる「音楽」を聴いている喜び、 時を経て、自然とわだかまりが解けたような細野さんと坂本さんの姿を生で見ている嬉しさ、 或いは、それをステージ上でも感じているだろう幸宏さんの思いとか、 そんなことで、一杯に満たされてました。 感想として、私が今回一番言いたいことは、そういうことです。 そして、「ありがとうございました」と。 - ◇ - あとは、気の付いたことをパラパラ… 【服装など】 並びは、もちろん、向って左から坂本龍一さん、高橋幸宏さん、細野晴臣さん。 そして、今回のサポートメンバーも、前回の幸宏さんソロと同じメンバーで同じ並びで後に。左から高田漣さん、権藤知彦さん、高野寛さん。 御三方の服装。皆さん、上下黒、インナー白というのは同じでしたね。坂本さんは、いつものように、黒いマフラーをくるりと、幸宏さんは胸に白いポケットチーフを。そして、なんと細野さんは左腕に赤い腕章! 『わぁ!』(「ゲツヨル」ではYMOという文字もしっかり確認できました) そして二度目のアンコールでは、購入金で小児ガンの子供達をサポートする「Smile Together Project」の、著名人達のデザインによるオリジナルTシャツをそれぞれ…でも、リリー・フランキーさんデザインの"HAS"Tシャツは誰も着ていなかったですね。幸宏さんは桐島かれんさんデザイン、坂本さんはしりあがり寿さんデザインだったような… それ以上のビック・サービスがサポメンの皆様。権藤さんが入って来た瞬間目を凝らしました。『あり得な〜い!』なんと、幸宏さんデザインの、あの、YMOシャツではないですか! いやー、そう来ましたかぁ。やってくれるわ。 誰が言い出したのか…着てる皆さんの中には、複雑な思いもあったのかなぁと勘ぐってしまいました。 - ◇ - 【MC】 今回は、たぶん、お姉さんの繋がりでNISSENから声をかけられてメンバー招集をした幸宏さんが代表として、「このメンバーとして初めてのMC」担当。 お二方はあまり話さず、幸宏さんがドラムセットに移動する時に、「MCしなくちゃいけないんだよね」と口を開き始めた細野さん、幸宏さんに「一人だとしゃべるのにね。」と言われて、それに同意するように口を開いた坂本さんでした。 あとは、MCで面白かったのは、「教授の提案でYMOでお茶を飲む会をしようかということになって」というのでしたね。それより後に「教授はいつも忙しいよね」(幸)に、「休みがない」と返した坂本さんでしたから、『やっぱりお茶会は、まだおあずけ』だろうなぁと、笑ってしまいました。 「盛り上がってないみたいだけど楽しんでる?」とか、「こんなライヴだけど…こんなってどんなライヴだ。でも好きなように…クラップするなりして楽しんで下さい」などと幸宏さんに言わせちゃいました。 『あぁ、切ないなぁ』私の地元なら、途中から総立ちで大盛り上がりですけどねぇ(ある意味、うけてる時のマナーだと思ってる県民性…笑) でも、あらためて考えるとどうでしょう? あんまりクラップなどせずに聴きたい曲が多いし、踊るより揺れるって感じ。Jeff Beckの時のように、微動だにせずに立つ大多数の観客の中で、少しスウィングしても浮いた経験からすると… 昔のYMOを懐かしむ人なら、どこか物足りないかもしれないし、逆に、今のエレクトロニカ好みなら、聴き込む感じが強いかもしれない。 その辺が、ステージやってる側と観客のニーズで、ずれがあったかもしれません。 ただ、クラシックでもスタンディングオベーションがあるように、最後の曲ぐらい会場総立ちで盛り上がっても良かったと思います。 『だって、感動したでしょ?』 > ALL - ◇ - 【印象に残った曲など】 「以心電信」 このLiveの主旨を知った時から、演奏してくれる気がしていました。 幸宏ソロからファンになって、YMOとは短いお付き合いの私には、とっても好きな楽曲でもありますし、歌詞もさることながら、広がりを持つ明るい感じがちょうど良いと思ってました。でも、オープニングとまでは予想してなくて、感動! "Mars" かっちり作ってあるのでPVだったのですかね?私は初めて見たので、最初ちょっと慣れませんでした。なんとなく、終わった後の客席の反応も微妙な気がしました(苦笑) でも、作った人の気持ちは伝わってくる気がしました。色々な意味で、あの物でしか、表しようがなかったのでしょうねぇ。 "Flakes" この楽曲は、どういう音の構成なんでしょうか?抱えていたバッグへの震動を一番感じました。 予習していて、非常に「来る」ものがあった楽曲ですが、かなりアグレッシブに演奏された気がします。静かな中に積もる、強い「想い」というのでしょうか… "Everything Had A Hard Year" これは幸宏さんお気に入りのカバー曲ですが、個人的にも、本当に素敵な楽曲だなぁと思います。歌詞も、メロディの優しさも。 "Riot In Lagos" 「盛り上がって」との言葉の後に演奏されました。 文句なしです。かっこいいです。50歳超えて、これを演奏して違和感のない人達。 素晴らしいです! ところで、このコード進行って、坂本さんの黄金律でしょうか?なんか色々と似てる楽曲があるなぁと思いながら(あらためて) "Ongaku" もうねぇ、幸せ。これを一生懸命歌う御三方の姿を目に焼き付けないと… 権藤さんの生トランペット(?)が、とても効いていて良かった一曲でした。 "Resque" サントラとしてリリース予定の新曲だそうですね。 "Get your mind right""I'm on your side"…と、乾いた感じの分、真実味のあるメッセージに聞こえました。 "Turn Turn" これは非常に会場が盛り上がってましたね。幸宏さんがここからドラムセットに着いたというのもあったでしょうか…。少し派手目なアレンジでキレも良く、まさにDJがレコードが回すようなイメージが広がってかっこ良かったです。 "War & Peace" これも、あらためて、考えさせられました。幸宏さんのドラムを叩く瞳がひどく真剣でした。 "Rydeen 79/07" 一応、「79/07」アレンジでしょうね。またはオリジナルとのMIXアレンジと言った感じ。個人的には、すごく好きでした。ともかく、聴けてうれしかったです。 「79/07」ほど淋しくなく、オリジナルのままでないところが(意味不明…笑) 幸宏さんがドラムを叩く少ないタイミングを非常に慎重に計っているのが印象的でした。 "Chronograph" でしたか…。横浜の色々な景色をフィルムに繋げて流されました。 人の暮らしの傍にある色々な景色達・・それは必ずしもキレイでは無いものも含めて… ちょうど、YMOのアルバム"Technodelic"の最後を飾った"Epilogue"で、工場で拾った効果音と美しい旋律の融合された「世界観」を思い出していました。 "CUE" 「このメンバーでは初めてのメンバー呼び込み」との幸宏さんのMCと再入場の後、前述した服装のサポメンが三人並ぶステージ。 そして、脱いでいた上着を羽織った後、ドラムセットを幸宏さんが坂本さんに空け渡し(!!)、この曲。 ずっと、坂本さんの中に「ひっかかり」があっただろう楽曲。 YMOの"Winter Live 1981"で「ドラム叩かせて」と坂本さんが言った時以来の演奏形態が、まさか今夜、再現されるとは…はっきり言って、その時点で胸がいっぱい。あまり記憶がないです。 多くの人達に愛されて来た…私も大好きな名曲。 楽曲の演奏が始まった直後、高田さんが、天を仰ぐように顔を上げていました。なんとなく、彼の中に在った気持ちを想像してしまいました。 この曲だけは、会場中が、なんのテライもなく、ハンド・クラップしてました。『もう、歌謡曲みたいになって聞こえても、いいじゃん』って感じ(笑) 何にせよ、幸宏さんが心をこめて歌ってる姿が、私にはとても印象的でした。"Flakes"では、心が震えて涙が出てしまった私でした。 手が空く時には、両手を胸の前で合わせたり、曲によって片手を突き上げたり、時にリズムに乗って、軽く首を左右にサッと振ったりして‥自然なジェスチャーもありましたし…過去と現在が交錯するような時間。 それは、演奏し終えて袖に向う時、前を歩く坂本さんの肩を後から両手でたたくようにして、身を引き寄せた幸宏さんの、幸せそうな態度にも表れてました。(←会場からどっと笑いが) ミカ・バンドのLiveの時にも、小原礼さんと肩を組みながら歩いてましたが、それよりも、もっと無邪気で子供のような仕草に見えました。 とても長い時間の、それぞれの想いが、その日報われたのだと、そんな風に思えて仕方がありませんでした。 …と、幸宏ファンなのでこれでご勘弁と言いたいとこですが、坂本さんと細野さんについて一言追記。 まず、坂本さん。すっごい声援でしたよ。坂本さんが反応しない分ムキになってるようにも思えました(笑)個人的には「龍一〜」ってのは知らないので、新鮮でした。 私の席からはほとんど背を向けた姿しか拝見できなかったですが、黙々と演奏している後姿が好きでした。 そして、細野さん。かっこいい人ですねー。姿勢良く、動かずにベース弾く人って、かなり渋くて好きです。やっぱり、BASEですよね、YMOの… ミカ・バンドの加藤さんにも思ったことですが、リーダーがしっかり立って存在感を示しているってことは大切です。 - ◇ - あとは、チャリティなので募金。今回私がヤフオクで支払った金額からしたら1/10にも満たなくて申し訳なく思いながら、いちおうお札で。 何度も触れますが、このLiveは、「Smile Together Project」〜小児ガンを中心とした病気に苦しむ子供たちやその家族、経験者に対しての、経済的、精神的支援も含めたトータルケアの必要性を提唱するプロジェクト〜が主催でした。 それもあって、開演前は、南国の美しい風景が広がるような環境音(鳥の声や虫の音)が流れる中、スクリーンにはプロジェクトからのメッセージが映されていました。また、渡された冊子には、こうありました。私は、知らなかったことでしたが、皆さんはどうですか…? ↓ --- 小児がんはほとんどは、肉腫です。白血病、脳腫瘍、悪性リンパ腫、神経芽胚腫、ウィルムス腫瘍は「肉腫」に属します。上皮から発生する「がん」は、おとなの悪性腫瘍の約8割以上を占めるのに比べて、子どもでは1割にもみたないのです。おとなの「がん」が比較的表面の見やすいところからおこるのに比べて、「小児がん」は大方が、深い場所からはじまってくるために早期発見が難しいとも言えます。 - ◇ - 【セットリスト】 「MR.YT Unofficial Home Page」から引用させていただきました。 01 以心電信 02 Sports Man 03 Fly Me To The River 04 Mars 05 Flakes 06 Everything Had A Hard Year(メルツ(Marz)のカバー) 07 Riot In Lagos 08 Ongaku 09 Resque(新曲これから発表されるサントラの曲?) 10 Turn Turn 11 Supreme Secret 12 Wonderful To Me 13 War & Peace 14 Rydeen 79/07 -- encore -- 15 Chronograph 16 Ekot -- encore -- 17 Cue |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
正確には>小児ガンにもあの3人が立ち上がったでした(><)
先ほどはあまりの興奮のあまり携帯からアップしてしまいました。 再度整理しますね ...続きを見る |
TOKIOで遊ぶ 2007/05/22 01:07 |
HAS(高橋幸宏+坂本龍一+細野晴臣)独占ロングインタビュー
迷わず、ココ行きましょ! 30分超のインタビューです。 3人の”アジ”がでまくりですが、特に細野さんがイイです。 日テレさん!貴重な映像ありがとう! ...続きを見る |
Secrets of the Beehi... 2007/05/22 15:10 |
高橋幸宏 〜 私の音楽の源
【ぼくはね カッコイイということを基準にした 物事のとらえ方に興味がある】… 幸宏さんのインタビュー(たぶん'80年代半ば)から とても、幸宏さんらしい言葉に感じて、折に触れて思い出す。 ...続きを見る |
私を生かすRipple 2007/05/22 22:33 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
詳細なライブレポありがとうございます。 |
shuuma URL 2007/05/22 09:19 |
Cacaoさんはかなりステージに近い席だったんですね。僕は顔も見えないし、結局師匠のドラム演奏もほとんど見えない状況でした。音だけ楽しんだという感じですね。 |
joyuki 2007/05/22 17:21 |
☆shuumaさん、コメントもTBもありがとうございました〜 |
Cacao 2007/05/22 23:12 |
最高の夜でしたね!お会いできず残念でしたが、あれだけお客さんがいると、知り合いを探すのも大変です。 |
今も昔もYT派 URL 2007/05/23 06:38 |
需要があるから転売屋も蔓延るんですね |
ういすきー 2007/05/23 11:53 |
☆今も昔もYT派さんへ |
Cacao 2007/05/23 22:45 |
こちらでは初めまして。今回ライヴでは披露しませんでしたが、すでにHASとして3曲録音が終わっています。そちらもお楽しみに。 |
TY URL 2007/05/24 05:03 |
TYさん、こちらまでコメントありがとうございます。 |
Cacao 2007/05/24 21:51 |
な、なんと! |
Tokioで遊ぶ URL 2007/05/24 23:23 |
私も他で知りました。新CDの発売もYMO名義で決定のようなので、間違いなく、この前の新曲以外も演奏されるでしょうねぇ。 |
Cacao 2007/05/24 23:42 |
高野寛さんの5/22付けの日記の存在を教えていただいたので、記事に追加しました。グッと来ます。 |
Cacao 2007/05/25 23:44 |
HASのエントリー思いっきり楽しませていただきました。 |
存在する音楽 URL 2007/05/29 19:06 |
存在する音楽さん、ど〜も! |
Cacao 2007/05/29 22:54 |
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