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zoom RSS ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ (Rodrigo y Gabriela)

<<   作成日時 : 2008/04/25 23:20   >>

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画像久々に、「ブラヴォー!と唸らされる。"求めよ、さらば与えられん"だなぁ。
自分のマンネリズムに警告音が鳴り始め・・
探したのは、ハードコアなロックテイスト。さらに、メッセージ色、メロウな波(苦笑)は、避けたいという条件付き。
そして"Get!"
帯に書かれた「激情ギター」という表現は、イメージし易いが、了見を狭めてしまう。
「熱情」か、あるいは「躍情」という言葉でも創ってしまいたい。
共にメタルバンドでエレキギタリストを経験したが、その枠から飛び出した男女デュオの弾く、とびっきりアコースティックギター!
男性の繊細で高度なピッキング技術が生かされたメロディに、女性の・・胸からほとばしり出るような力強いカッティング、パーカッシブな奏法がピタリと着地してゆく。(感覚的なものだけど、「絡み合う」とは違う気がする)
一定の正確なピッチを保ちながらも、ラテンの匂い漂う音色を潰さず…生み出されるのは、"ロック"なグルーヴ。
ギターを降ろすと、『Coccoみたいだな』と感じた・・自分に真っ直ぐな彼女と、人間としての在り方と豊かな音楽とに関係性を見出している紳士的な雰囲気の彼とが、尊重し合っているように見える。
二人、それぞれの個性の結び付きから生まれた驚異的なサウンド。


矢継ぎ早に、とりとめもなく…とにかく、何から書くべきか、迷う(笑)

そうそう、今夏、FUJI ROCK FES 2008 にも出演らしい。(あ〜聴きたいな)
* 野外フェスと言えば、今年は幸宏さんが核となるものが発表され・・基本的に野外はパスにしている私としては『あぁ、困った〜』 *


さて、話を戻して・・
ジャケ写の「眼」(その中に彼らの姿)。これは、どうやらワニ(アリゲーター?)のようだ。
たまたま手にした初回限定盤にDVDが付属していたのだけれど(←これが、価値があった!)そこに、何故か?自在に3匹のワニを扱う白髪のお爺さんが出てくるのだ。
日本人にとって、ワニは決して身近な動物ではない。メキシコ人である彼らにはどうなのだろう?
それにしても、犬、猫、熱帯魚・・のような親近感は無いだろうし、画面に現れたワニも、川から這い出てきた野生と思えるもので、その大きさからしても、餌の食べっぷりからしても、充分に「危険」という文字を連想させた。
これをジャケ写に使おうというところに、彼らなりの主張があるのだろうなぁと思う。

全体を通して、盛り上がりにかけての二人の早弾きと、ガブリエーラのパーカッシブな奏法の激しさが際立つのだけれど、
例えば、キザイア・ジョーンズ、女性でもアーニー・ディフランコなど、こういう奏法を初めて耳にするわけではないのに、
あらためて、これほど圧倒的な驚きを突きつけられるのは何故だろう?

一つには集中力だと思う。
前述したアーティスト達は、ともに歌で伝える部分が大きい。
それと比較すれば、彼らは全てをギターを通して表そうとする。
ロドリーゴの爪弾くメロディは歌のようなものだけれど、二人が息を一つにして、一つの場所に…
音の渦の中に飛び込む時、そこには、生命の躍動のみが輝く。
そう、心臓が休む間もなく全身にエネルギーを巡らせてゆく、そのテンポで。

それから、ラテンアメリカのリズム感かもしれない。
クラシック(?)ギタリストである大萩康司くんが、彼の愛するキューバ、そこに住む人々の土着の音楽的センスの高さに言及したことがある。
路上などで何気なく演奏しているようで、テンポも音階もとても正確で演奏レベルも高いのだという。
もちろん技術的な側面は欠かせないだろうが、早弾きというのは、普通はどこか乱れてしまったりして…そこがまた、Liveなどでは魅力的に映る場合もある(苦笑)
しかし、彼らは、ピタリと合わせてくる。
それに合わせ、オーディエンスも気を抜く間もなく、彼らと一つになる。

ギターの奏法もそうだが、全体的に、フラメンコの舞台に似ている気がする。
基本的な決まりごとを守った上で、表現者の力量のままに自由な表現が展開される。


そして、何と言っても、この「二人」だから・・なんだろう。
初回盤付属のDVD(もしこのCDを購入するなら、少し高くとも、絶対に初回盤お薦め!)には、迫力満点のLiveの様子はもちろん、彼らのギター奏法までお披露目されている。
二人それぞれが、一つの楽曲について、全体を幾つかのパーツに分けて、親切に説明してくれる。「レギュラーチューニングでいいよ」から始まって「弾く位置(叩く場所)によって音が違うんだ」まで(そんな、アコギに触ってれば自然と伝わることまでご丁寧に…笑)
ここで「ふ〜ん」と感心したのが、弦を「ミュート」したり、バレーコードと開放弦を単純に使い分けることで、ここまで劇的に楽曲に深みを与えることができるのか、と言うこと。
それを二人のギターで、それぞれが制御し、調和させることで、魔法のように効果が増幅するのだ。
このDVDを見てからCDを聴くと、面白くて仕方ない。
きっと、ある程度の技術を持った人なら、似たように弾くことができるんだろうなぁ。私も、さわりだけでも、やってみようかなぁという気にさせられる(←ムリムリ…苦笑)
これは、DVDのインタビューで、ガブリエーラがギターを手にしたきっかけを、「天国への階段」のような楽曲を弾いてみたかったから、という話をしている、そういう若い時の気持ちを汲んだものなのだろう。


最後に、
色々書いて来たけれど、ロドリーゴの作り出す‥適度にシェイプアップされつつも哀愁を含ませたメロディラインにも耳を傾けていただきたい。
それがベースになければ、これほどの共振は得られない。


もっと、まともな感想、情報はこの辺で
 1.→
 2.→

○試聴→
 amazonだと初回盤は1.5倍以上になっちゃってますねぇ。


○YouTube→
(個人がカバーしてUPした映像もたくさんあるようだ。みんな、がんばってるー)

"Tamacun"


こちらにギター教室も


Live at Central Park NYC … 派手だ…アコギだけとは思えない

 

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Rodorigo Y Gabriela/Rodrigo Y Gabriela
CacaoさんのBLOGで紹介されていて、遂に購入しました。 メキシコのマテリアル出身のRodrigo SanchezとGabriela Quinteroの男女2人によるユニット。 スラッシュメタルバンドを経て本拠地をメキシコからアイルランドのダブリンへ移動。ヨーロッパ中心にツアーを行ってきた... ...続きを見る
存在する音楽
2008/07/21 11:04

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
キザイヤ・ジョーンズとかの奏法かあ
なるほどーと思ってみていました。

何故かDEPAPEPEの演奏シーンが重なりました。
しかし
セントラル・パークのライブも凄いですね。
存在する音楽
URL
2008/04/27 22:37
>キザイヤ・ジョーンズとかの奏法かあ
>なるほどーと思ってみていました。

キザイアの場合はエレキのひずんだ音なんかも絡み合って、印象は随分違う気もするのですが…

>何故かDEPAPEPEの演奏シーンが重なりました。

なるほど〜。なんとなくおっしゃりたいことは分かる気もします。あの息の合った感じなんか…
これからの、風の気持ち好くなる時期に、DEPAPEPE、久々に取り出して、聴いてみましょうか。
 
>セントラル・パークのライブも凄いですね。

なんか唖然としますよね(苦笑)
でも、"Ixtapa"なんかは、曲の構成も大きく変わり、途中で入ってくるヴァイオリンのメロディラインなんて、ホント美しくて…そういう部分でも、もっと聴かせてほしいなぁと思います。
 
Cacao
2008/04/28 22:51
Cacaoさんのこの記事を読んで、遂に買って聴いています。なかなか良い感じです。
存在する音楽
URL
2008/07/21 11:27
存在する音楽さん、
コメント、TBとも、ありがとうございます!さすが、詳細な記事を起こされてますねー

>遂に買って聴いています。なかなか良い感じです。

お気に召してもらえて良かったです〜
7/25(金)、とうとう FUJI ROCK FES 2008 のG-Stageにて彼らが演奏するってことで、さらに日本での人気がヒート・アップすることでしょう!
 
Cacao
2008/07/21 13:33
ギターのかっこいいアーティストをさがしてCacaoさんのこの記事をみつけて、買っちゃいました。
毎日聴いてます。
ありがとうございます。
ゆも
URL
2008/09/20 11:22
ゆもさんへ

初めまして〜。コメントありがとうございます。
もちろん、この二人のパワーは折り紙つきですが…この記事をきっかけで聴いていただけたとは、うれしいかぎりです。
サッカー…それも遠藤ファンさんなんですね!私も遠藤は昔から見てるつもりですが、ここ1年でグッと頼れる存在になったなぁと思います。
 
Cacao
2008/09/21 10:52

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