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zoom RSS 齋藤智裕「KAGEROU」〜白熱教室@横浜

<<   作成日時 : 2010/12/16 21:42   >>

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画像ネタバレは無しのひとこと感想(こんな私でも、発売日に一気に読み通せました)
これだけ注目されている中ですから、この本で取り上げた幾つかのテーマ(問題)は、社会に影響を与えるかもしれません。
流れとしては、序盤は背景説明に割き過ぎてヤヤもたついた感じ。しかし、中盤から読む気にさせてくれます。
終盤に向けては、伏線を張りつつも、どんでん返しの連続。少しメルヘンチックな発想(私の中に浮かんだのは「オズの魔法使い」のカカシ)も、静かに「想い」を膨らませる”間”を与えてくれます。
また、終わり方は、『これで良いのだろう』と思いつつ、その後のことが気になります。(書く気になれば続編はアリだと思われます)

今朝、母親に話したら「水嶋くんの生い立ちを知っている?」と聞かれ、母がTVから聞きかじったことを教えてくれました。
それを聞くと、この本の中で、妙に具体的で「脈を感じる」ような描写がされていた部分が思い返され、彼が切に映画化を願っていることとも繋がる気がしました。

それとは別に、この本を読んで頭に浮かんだのは「白熱教室@横浜市立大学」のことでした。(白熱教室のサンデル教授の影響を受けた上村雄彦准教授の講義をNHKが放映したもの)
それは、(内容云々の話は置いておいて、)今の学生達が感じている、或いは不安を持って見つめている「日本の大人達の世界」のイメージが、よく分かるものでした。
その空気感と、この作品はリンクしていると思いました。なので、若い人の共感は得るだろうなぁ。そして、その「想い」は、大人も一緒になって感じ取り、将来に向けて考えてゆくべきなのではないかとも…

【追記】
この作品、作者、出版社など、それぞれに非常に多くのバッシングが飛び交っているみたいですね。
確かに、私も、この記事の中で、「小説」という表し方は抵抗があり、できませんでした。実際、「映画が作りたい」との言葉通り、これは脚本と考えた方がしっくり来るような気がします。
そして「大賞」という肩書きに購入してみた一人として、その確証は私の中で得られていませんでした。

ただ、私には、「ポプラ社 小説大賞」の事はわかりませんし、ポプラ社のサイトにも
・身辺に主題を求める作品が多いなかでより大きなテーマに挑んでいること
・イメージの喚起力に独特の魅力があり
・やや不十分と思われる表現箇所については充分ブラッシュアップが可能で魅力が上回る
というコメントが付いているわけで…処女作ですし、『まぁ、わからないでもないなぁ』と思います。
私も違和感を感じた40代の男性の表し方にしても、彼の眼からはこう見えるのだと思えば、それはそれ。

けれど、私も、この本の堅苦しくなく発想をひろげてゆくところに、今後の活躍を期待したいと思います。
大体、多くの人が「一気に読んだ」と書いているようです。「途中で止めた」のではなく…それだけでも、大したものかもしれません。
 

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コメント(13件)

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確かに「一気に読んだ」というのは、読む気がなくなれば途中で終わってしまいますし、実際そういう小説も沢山あるわけで。
彼の作品が注目され、読んでみても良いかなとも思ったのは、彼のテレビでのインタビューでした。
何かを表現してみたいと思い、それがペンネームであれ本名であれ芸名であれ、世に出て驚異的な売上を実現しているということは凄いことだと思います。
売れないことには表現も誰かに届かないですしね。
存在する音楽
URL
2010/12/23 09:27
>売れないことには表現も誰かに届かないですしね。

そうなんですよね。とにかく…
 
Cacao
2010/12/25 22:20
それもいいけれど、上村横浜市立大学准教授の白熱教室の内容を議論した方がいいような。
あの議論と先生、あれ野放しにするとますます小中高校生や大学生への悪影響があるような。
サンデルの便乗で連帯税を広めてはいけません。
ひろこ
2011/01/17 20:25
ひろこさん
はじめまして‥ですよね?コメントありがとうございます。

>あの議論と先生、あれ野放しにするとますます小中高校生や大学生への悪影響があるような。
サンデルの便乗で連帯税を広めてはいけません。

私がひろこさんの意図することをキチンと把握していないかもしれませんが…
例えば、サンデル@東京大学 は、良かったですよね?もちろん、サンデル先生に拠るところは大きい。
けれど、@ハーバードの講義によって、皆さん学習してかなり下地が出来ている状態でのことでした。
また、サンデル先生は「日本人がディベートする」大切さ、そういう願望を強く感じたことについて言及しています。

それを踏まえ、@横浜での講義は、キッカケを与えるものになったと思います。内容以上に、そこに大きな意義があると思っています。
さらに、議論の内容を問うのであれば、それが私達日本人の現状と受けとめ、みんなで考えていけたら良いのかな、と。
 
Cacao
2011/01/23 17:52
たぶん上村先生に疑問を感じる人は授業の是非よりも彼のスピリチュアル的なバックグラウンドだと思う。ネットワーク地球村とか公共哲学ネットワークとか、常人の理解を超えた世界観があるようです。
小田
2011/01/24 09:51
小田さん
コメントありがとうございます。

>授業の是非よりも彼のスピリチュアル的なバックグラウンドだと思う。

なるほど‥
ひろこさんも連帯税(=グローバル・タックス)について触れておられますものね。
 
Cacao
2011/01/24 12:57
ようするにネットで検索するといろいろ出てきた。
10年以上前から上村センセイはネットワーク地球村の会員獲得啓発セミナーの講師だったのです。代表の高木善之に次ぐ話し手。まじめに議論すると白熱の日米手法の差になってしまうけれど、検討すべきは上村・小林ネットワークの宗教性や精神世界の中身です。
その他以下のアドレスも興味深い。
http://plaza.rakuten.co.jp/righteousness/diary/201012120001/
ぷらう
URL
2011/01/25 09:29
ぷらうさん
リンク記事のご紹介ありがとうございます。

何気なく書いた内容で初めての方々からこんなにコメントいただくとは…多くの方の関心事ということになりますね。

個人的には、上村准教授の提示している事、理解できる範囲にありそうです。ただ、「行動」「実践」となると、ハードルが高そうですね。
確かに、宗教のような基盤で臨まないと、成し遂げられないようなことかも…
 
Cacao
2011/01/28 08:11
2月3日発売の週刊新潮に白熱教室の横浜市立大学上村准教授の記事が載っています。ネットワーク地球村とヤマギシの関係についても触れられています。
sumomo
2011/02/08 19:49
sumomoさん、コメントありがとうございます。
残念ながら、記事は見逃してしまいましたが、
色々とアンテナを張り巡らして、自分なりに考えないといけないですね。
Cacao
2011/02/13 16:34
図書館や漫画喫茶で読んでみましょう
すどう
2011/02/13 19:43
グローバル連帯税の推進メンバーにかつて物議をかもしたホワイトバンドの事務局のメンバーの名前をみました。
なんかお金を集める仕組み作りだけはこの人たち一生懸命でそのあと集めたお金がちゃんと使われるかどうか、私たち一般には見えてきません。そんなところに資金がなぞの宗教団体等に流れ、政治的に利用されたら大変だと思いました。
ひろこ
2011/02/14 17:26
すどうさん、ひろこさん
コメントありがとうございます。
私自身は深入りする気はなかったことでしたが、この記事を読んで下さった方々が、どのように感じられるかは想像し難いこと…
その時に、頭の隅においておいた方が良さそうですね。
Cacao
2011/02/21 00:02

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