奇跡のJEFF BECK

画像今ごろ、Jeff Beck に捕まってしまった。

Jeff に失業の危機さえ抱かせた Jimi Hendrix は、若くして亡くなり、
兄弟のように仲良くしていた Stevie Ray Vaughan も失い、
並んで称される Jimmy Page や、Eric Clapton が、今や歩調を弛めて音楽に向き合っているのに対し、

若い頃の音楽生命も危ぶまれた自動車事故を越え、ドラッグに身を落とすこともなく、
過去の人になりかけていた50代に復活の烽火をあげたかと思うと、今度は挑戦的な質感のアルバムを連発し、
ベジタリアンであるおかげか、60歳を過ぎたとは思えない引き締まった腕に、トレードマークの白いストラトを抱えて、
独特のトーンとタイム感で弾きまくり、観客を魅了する。
さらに、次のアルバムに向け、マーラーの交響曲第5番をアレンジ済みとか・・進化は続いている。

この人の存在は奇跡なのではないか?

1999年のライヴ映像を偶然に見るまでは殆ど何も知らず、2000年の日本ツアーを今まで体験した中でも最高のライヴと感じたものの、
2005年のライヴに参加するまで、こんなに傾倒しなかった。
しかし、5年前より、むしろ若返ったのではないかと思う程に生き生きとしたJeff Beck を見てしまったら、
一体何が彼をここまでに保って来たのか?
彼は何を切り離し、何を大切にして、今に至るのか?
無性に気になってきてしょうがない。

孤高のギタリストと言われる彼。でも、Clapton だって、そうだろう。
ただ、Clapton が標高の高い山から地上を見下ろすのに対して、Jeff は地上から宇宙の彼方を見つめているようなイメージの差がある。
若い頃の性格の悪さにまつわるエピソードは、色々目にするけれど、今の彼がステージで見せる笑顔からは想像が難しい。
無邪気に心地良く響く音を追求する、まさに永遠のギター少年の表情にしか見えない。
日本の長年に渡るファンに対しては"surprise"だと言い、客観的でもある。
何だか不思議な人だ。

彼の生き様が、これからの自分のヒントになるような気がして、勝手な想像を巡らしながら、
今、過去のアルバムに毎日のように噛り付いている。

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