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zoom RSS 小松亮太 【ブエノス・アイレスの夏】

<<   作成日時 : 2005/11/11 21:05   >>

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画像現代タンゴの巨匠、アストル・ピアソラ。彼の事を知らずとも、ヨー・ヨー・マがCMで弾いた「リベルタンゴ」は耳に残っているに違いない。タンゴという枠を超えた彼の楽曲は様々な音楽家によって、カバーされてきた。けれど、やはり、真にピアソラの魅力を伝えることは「バンドネオン」という楽器にしか出来ないだろう。その、バンドネオンを広めるべく精力的な活動をして来た日本人こそ小松亮太であり、この'98年のデビューアルバムは、彼と、かつてピアソラと活動を共にした音楽家達によって演奏された素敵なアルバムなのだ。

私がピアソラに触れたのは'97年冬季オリンピックの少し前。'96年にヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルが発表した「ピアソラへのオマージュ」から音楽を構成したフィギュアスケーターが何組もいたおかげだ。同じくヴァイオリニストでは葉加瀬太郎もカバーしているし、前述したチェロリスト、また、ギタリストでカバーしている人も大勢いる。(大萩くんも弾いてますね)
実際、ピアソラの楽曲には、ヴァイオリン(チェロ)も、ギターも、ピアノも不可欠に近いのだけれど、ピアソラ自身が奏でていた、ビロードの音色と言われるバンドネオンほどに、タンゴ、ことにピアソラの豊かな楽曲を表せる楽器は存在しないだろうし、それが中心に来ない演奏は、何か物足りない。

その点で、バンドネオン奏者として、小松亮太の存在感は頼もしい。TVで「(バンドネオンを持参の上)訪ねてくれれば、いつでも教える」のようなことを口にするくらい、20歳そこそこから、バンドネオン(本当は「タンゴ」そのもの)を後世に残すことに心を砕いてきた。(新しいバンドネオンを作る技術は現在残っていないらしい)

このアルバムの良いところは、タンゴの演奏形態として本物でありながらも、2曲以外はピアソラの代表的な作品達をうまく繋いで、自然で美しい流れをアルバム全体で作り出し、とても聴きやすいところ。
いきなり、ピアソラの重厚な演奏のアルバムから入るより格段に楽だ(苦笑)と思う。
一般的にタンゴは夏向きなのかもしれないけれど、少なくとも私は、これから寒さが増すにつれ、ピアソラの音楽とバンドネオンの音色が恋しくなる。よろしかったら、ご一緒に‥

個人的に好きなのは、「鮫」(これは以前見たライヴ映像と一緒に染み付いている為)、「天使のミロンガ」「アディオス・ノニーノ」
あと、F・スアレス・パスさんのバンドネオンを引き立てるヴァイオリンが大好き!


◇ブエノス・アイレスの夏

01.92丁目通り
02.ブエノス・アイレスの夏
03.鮫
04.デカリシモ
05.天使のミロンガ
06.恋人もなく (*バルディ)
07.チャウ・パリ
08.五重奏のためのコンチェルト
09.ブエノス・アイレスの冬
10.アディオス・ノニーノ
11.想いのとどく日 (*ガルデル)

*以外はピアソラ作品

・小松亮太 (バンドネオン)
・フェルナンド・スアレス・パス (ヴァイオリン)
・オラシオ・マルビチーノ (ギター)
・ヘラルド・ガンディーニ (ピアノ)
・エクトル・コンソーレ (コントラバス)
 

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小松亮太 / バンドネオン・ダイアリー
  ネットで 彼の ”夢幻鉄道”という曲を 聞いて良かったので、ご紹介♪ ◇簡単なプロフィール◇ 1973年東京生まれ。 タンゴ奏者である両親を持ち、非常に演奏の難しいバンドネオンを14歳から独学で習得 1年半後にはプロとしてデビュー 今や、名実ともに、日本... ...続きを見る
ORANGE DAYS & MUSIC 
2005/11/11 23:55
小松亮太 【バンドネオン・ダイアリー】
ここのところ、家でずっと聴いているのが、11/2発売の小松氏の最新アルバム。少し前に紹介した「ブエノスアイレスの夏」とは違い、大好きなピアソラの楽曲は「リベルタンゴ version 2005」しかないけれど、小松氏自身が作曲した「夢幻鉄道」、ゲスト参加しているホセ・コランジェロや、小松氏と長年演奏してきたタンギスツのメンバーである熊田洋らの楽曲が、それぞれに味わい深く、バンドネオンの音色を引き出しながら、旅をしているように、次々と違う景色を見せてくれる気がする。 ...続きを見る
私を生かすRipple
2005/11/24 21:47
アストル・ピアソラ (Astor Piazzolla)
アストル・ピアソラ (Astor Piazzolla) タンゴ バンドネオン奏者/作編曲家 アストル・ピアソラ(1921~1992)はアルゼンチンのマル・デル・プラタ 生まれ。4才の時に米ニューヨークに移住しジャズを中心とした米国 音楽文化に影響された少年時代を過ごす。15才時にアルゼ.. ...続きを見る
楽しい音楽を聴く♪
2006/03/20 14:20

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
コメントありがとうございました。
小松亮太さん以外でも、気になる記事がありそうなので、これからチェックさせていただきます。
TBしようと思ったのですが、いまいちうまくいきませんでした。
またきますねー。
スー
2005/11/12 00:33
ORANGE DAYS & MUSIC さん、TBありがとうございました。
TBしていただいた記事にあるように、ピアソラの追悼番組のような中で扱われた小松亮太の演奏シーンは、本当に「攻撃的」で、勇猛果敢な感じでしたが、このCDでは、ピアソラと旧知の仲であった面々のバックアップの下、楽しみながら、なんとなく落ち着いた感じの演奏を披露してくれていると思います。そこが、売りかなぁと思います。
Cacao
2005/11/13 11:19
スーさん、コメントありがとうございます。
こんなローカルなとこですが、よろしければ、またお越しください。
私は、タンゴと言うよりピアソラ好きなのですが、なかなか適当なピアソラCDの入手が難しく、気が付くと小松くん関連のCDの方が手元にたくさんあって、お世話になってますという感じです(苦笑)また、違う角度から何か記事が書けたらいいなぁと思います。
 
Cacao
2005/11/13 11:35
なんと・・私、このCD持っているんですね・・まったく不純な理由でしたが・・市内でのライブへも聞きに行っています。ライブでは、ギター、ピアノ、バイオリン、コントラバスとの合奏(?)は、ほとんどアドリブでやっている。と本人が言うていました。あちらの国では、それくらい生活になじんだ音楽?らしい。また、このライブ会場での客層は、60代の社交ダンス全盛期のばあさんとじいさんが多数だったことも、驚きました。
madam.M
2005/11/14 15:53
ど〜も、madam.Mさま
そうですか、お持ちでしたか。そう言えば、ライヴ行ってらっしゃいましたものね。(なんと、私は行ってません(^^ゞ。今年、我が田舎へも来てくれていたようでしたが…)
そうですね。アルゼンチンも、街頭でバンドネオンが鳴ると、すぐに踊りの和ができるみたいです。
まっ、踊るなら、私の好きな「ポル・ウナ・カベーサ」も入った"La Trampera"の方がお勧めです。
Cacao
2005/11/14 21:58
こちらでは初めまして。

あぁ、自分もタンゴ(というかピアソラ)を聞くのは、この季節だったりします。
夕暮れ時に「ホケー」としながら聞いてます。

小松くんは今年ドイツへ行って演奏したんですよね。
ん?何故にドイツ?と思いましたが、
そもそもバンドネオンはメイド・イン・ジャーマニィーですもんね(笑)
意外っちゃ、意外ですが。
ライラック
2005/11/15 01:39
ライラックさん、ど〜もです。
ピアソラ(さん)の雰囲気がねぇ‥私の場合、夢中になった時期が冬というのもありますが。でも、あの方、昼間スポーツするのがお好きだったんですよね?そのギャップがかえって音には逆に出たということなのかな?なんて、ね。考えたらBS2の特集で満足してしまってて、ピアソラご本人演奏したCDが殆ど‥無い。今回、焦って、小松くんのNEWアルバムと一緒に数枚購入いたしました。もう少し寒くなったら、熱い演奏を楽しみたいと思ってます。その前に小松くんの「バンドネオン・ダイアリー」、聞かなきゃ!
 
Cacao
2005/11/16 22:03

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