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zoom RSS 香田証生さんの死から

<<   作成日時 : 2006/03/02 23:50   >>

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2004年10月、イラクを旅行中に拉致され、殺害された香田証生(しょうせい)さんについて、今月1日、アルカイダ系のテロ容疑者の男が、殺害を自供したそうだ。当初、身代金と引き換えに解放することを考えていたが、後に自衛隊の撤退を迫る人質として香田さんを利用する方針に変更されたとのこと。
実は、この人の死からしばらくして、彼の死と共に自分の心のどこかが壊死してしまったのだと、考えるようになった私には、このニュースは無視のできないものだ。

このニュースを聞いて、香田さんの父親は2日「なぜ息子が殺されなければいけなかったかというむなしさだけです」と市を通じてコメントしたとのこと。
それは、親ならば当然の言葉であるのに、殺害が伝えられた当時は拳を握りしめてでも、控える必要があったものだ。


これより前、イラクで初めて、日本人3人が自衛隊撤退を盾に人質として捕えられた時、私は小泉首相に宛てメッセージを打ち、人質の命の優先と自衛隊撤退を懇願した。
それなのに‥香田さんの時、そういう気持ちは萎えていた。
確かに、前の3人の中には、ボランティア活動で地元のイラクの人達を助け、慕われていた人がいたという点で、彼らが殺害される事は、あまりに理不尽だと思ったこともあるし、
逆に、香田さんには、(その後に、)周囲の反対や制止を振り切ってまでイラクに入った理由を見いだせなかったということはある。
けれど、それだけの違いだったのだろうか?
香田さんの前のフリージャーナリスト2人の死も含め、自分の中で、戦争に関わる「死」が(諦めとして)許容されるようになってしまったのではないだろうか?


香田さんが惨殺されたというニュースを聞いた時よりも、少し経ってから、彼の死の責任の一端を、きっと私も背負っているのだと、漠然と感じるようになり、彼のご両親に謝罪の気持ちを伝えたいと真剣に考えたりもした。

ご両親とは異なるだろうが、得体の知れない「虚しさ」は、間違いなく、私を侵食している。それは、(意識はしていなくとも)大勢の日本人達へも、たぶん、拡がり続けているはずだ。
アメリカのように真の自由を失う前に‥私達には何ができるのだろう?


「誰のせいじゃない それは僕のせいだろ
 知らない国で あなたが泣いているのは

 はるか遠くの惑星の話じゃないんだよ
 すべては同時に起こってる この足元で」


 〜稲葉浩志 「とどきますように」から〜

 

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「あいつバカだな。あんな所に行くからだ。」 ...続きを見る
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