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zoom RSS SLEEP WALKER、その前にHASYMO

<<   作成日時 : 2008/09/11 18:34   >>

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画像

前にも書いたが、私は、jazzと聞くと、避けたくなるタチ。
そういう意味で、SLEEP WALKER「WORKS」は、昨年、ジャケ写買い。
買った当初『良質だけれど、(私)向きでない』と感じたもの。
それが、久々にCDトレイに乗せて…しかも、今回、遡って「the voyage」という作品も聴く事に。
なぜなら、「日本人のjazz!」だと強く感じたから。そして、裏返せば、HASYMO"Tokyo Town Pages"が哀しく響いてきたから、だ。

画像待っていたHASYMOのシングル、特に、映画「TOKYO!」の主題歌でもある"Tokyo Town Pages"を聴いた時、私の中には、どこまでも上がらない「雨」の薄暗い絵が広がった。確かに、映画の番宣を見ているとピタリとはまる感じはある。けれど、C/Wで、NEWS23のテーマとして早くから耳にしていた"The City of Light"の、停滞の中にも時折差す「光」の印象など覆い隠してしまうように、見つけたばかりの路地もイキドマリになってしまうかのように…

画像それで、私が聴き返したのは、YMO"TECHNOPOLIS"つまり「TOKIO」だ。
そして、(日本の首都、)東京の意識、存在価値が、どうしようもなく変わってしまったのを感じた。
そんな沈んだ私が思い出したのが、SLEEP WALKERの少し攻撃的と言ってもいい演奏だった。

冒頭に書いたように、彼らの演奏には日本人らしさが感じられる。
色々な音楽が日本の中で混じり合って融合して高め合って、新しい音楽が生まれることは素敵なことだ。
けれど、最近は、希薄になった私達、日本人の感覚は、それらに組み込まれることなく、主張することなく…だんだんと、ある程度まで磨かれ安定したものをソツなく真似るに留まっているのではないかと思える。

その点で、jazzという世界枠の中においても、日本人の薫りを焚き染め、エネルギッシュかつ繊細な演奏を展開するSLEEP WALKER は、とても頼もしいし、一筋の光を見るようなのである。

私が聴いた2枚のアルバムについて言うと、

画像「WORKS」は、「voyage」も含めリワーク的な作品らしい。「voyage」と比較すると洗練され、ヴォーカルが入る作品も多く、落ち着いている。
2曲目の"WIND"も、「voyage」の"KAZE"のヴォーカルverということで、颯爽とした感じをやや抑え、軽くおしゃれな雰囲気にまとまっている。
また、7曲目の"ECLIPSE"は、メンバーそれぞれの個性、技術等がうかがわれて、気持ちよく走らされる楽曲。でも、私はちょっと息切れ(苦笑)

画像「the voyage」は、ライヴ・バンドを象徴するようなノリノリの演奏。ゆえに、CDを部屋で聴いていると多少間が持たないと感じるような箇所もある。
ただ、一気に聴かせるパワーとしては、やはり「WORKS」より上だし、こちらの方が伸び伸びとしていて好き。
3曲目の"THE SOUTHERN CROSS"の何気無いようで印象的な主題。静かに柔らかく…でも疾走し続け、膨らんでゆく。
(既に触れた)6曲目の"KAZE"。こちらは、古風な音色に導かれ、入りはとても穏やか。それが、どんどん加速してゆく。個人的にはきのはちの世界を重ねていた。
7曲目の"REMINISCENCE"。少し、BILL EVANS"PEACE PIECE"のピアノの音色を思い出す。とても穏やかで、夏の夕陽でも眺めながら聴きたい感じ。
そう、私の場合、このアルバムを聴いていて気になったのは、吉澤はじめ氏のピアノ。大体、このアルバムの楽曲ほぼ全て、彼が作曲している。

今まで気付かなかったけれど、吉澤さんの作品については、以前、ブログを通じて紹介してもらっていた。
これを期に、あらためて聴いてみようと思っている。


PS.久々に呑気に音楽ネタをアップしてみましたが、
 今日は「9.11」忘れてはいけない日の一つですね。


the voyage〜 2006

1. AI-NO-TABI
2. INTO THE SUN feat.Bembe Segue
3. THE SOUTHERN CROSS
4. AFLOAT feat.Yukimi Nagano
5. LOST IN BLUE
6. KAZE
7. REMINISCENCE
8. THE VOYAGE feat.Pharoah Sanders


WORKS〜 2007

1. QUIET DAWN
2. WIND feat.YUKIMI NAGANO
3. RIVER OF LOVE feat. Bembe Segue
4. PATHWAYS “Jazztronik Theme”(SLEEP WALKER REMIX)
5. DON'T BELIEVE A WORD(SLEEP WALKER REMIX)
6. BIG ESCAPE
7. ECLIPSE
8. Sim Ou No (SLEEP WALKER RE-WORK)
9. WALTZ FOR MOE
 

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
吉澤サンをはじめ、彼らのサウンドは身近にいつもあるから無意識に入ってくる。
とくに吉澤サンの音は個人的に落ち着きます。かれのソロアルバムにある日本古来の歌、この道を聞くとほんとに休まる。
あのときの日本。それをとっても。。。

そしてHASYMO.
とてもTOWN PAGEのほうがすき。
繰りかえすミニマルミュージックは元来YMOにある根底。
音、メロディそのものよりも、空間、湿度、
時間軸よりも印象を狙ったぼくの心の中を入り込む音。
TOKIO!!!と叫んだ79年のYMO。あのころの光輝く東京はないのか。。。
それともいまのTOWN PAGEがほんとの東京なのか。。
ISAO
2008/09/12 01:19
お久しぶりです。

幸宏師匠、pupaはカラフルですが、HASYMOの曲はモノクロですね。会社の窓から見える夜の新宿の風景に非常によく合う感じがします。
joyuki
2008/09/12 19:49
☆ISAOさんへ

>彼らのサウンドは身近にいつもあるから無意識に入ってくる。

そうなんですね‥

>この道を聞くとほんとに休まる。

「MUSIC FROM THE EDGE OF THE UNIVERSE」収録で、あのbirdが歌ってるわけですが…彼女の母性的なところが上手く活きた作品になっていると思います。

>そしてHASYMO.
とてもTOWN PAGEのほうがすき。

そうですね。私も実は、楽曲としてはこちらが好き、と言うか、離れがたいところがあります。今、お三方がMVコンテスト募集してるわけですが、
http://jp.youtube.com/watch?v=-T4fyhWzBb4
この方の作品なんか見てると引き込まれます。

東京には、私達日本人の意識が、ただ、投影されているだけなんでしょうね。


☆joyukiさんへ

すみません、こちらこそ、ご無沙汰してしまって…

>会社の窓から見える夜の新宿の風景に非常によく合う感じがします。

なるほど。どちらの楽曲もそれぞれに似つかわしい場所がありそうです。
 
Cacao
2008/09/14 13:56

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