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zoom RSS 佐伯祐三展 〜没後80年記念 パリで夭逝した天才画家の道〜

<<   作成日時 : 2009/07/18 23:26   >>

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若くして亡くなることを夭折という。佐伯祐三という人も30歳、結核の悪化が引金となり、精神的に追いつめられた上の死だったらしい。
亡くなる前、数ヶ月間の作品達…それらからは、確実に、時と空間を越え伝わってくる「情念」のようなものがあった。或いは、病気を心配した家族に懇願されてパリから日本に戻った彼が描いた日本の風景…それには、『パリが描きたい』とでもいうような叫びが…

「開運!なんでも鑑定団」のファンである私(笑)、佐伯祐三という洋画家の作品が高値を付けられるシーンは何度も目にしてきた。それは、かなり悪い状態であっても、だ。
なので今回、地元で彼の展示会があるというCMを目にして、嬉々とした。
そして、鑑賞させてもらって納得した。

デッサン力があることは確か。ただ、「芸術家」と呼ぶべきなのかは迷う気がする。
それよりも、私にとっては、親しみやすい感覚というか‥とても魅せられるものがあった。

例えば、彼は、パリの建築物を描くうちに、其処此処に貼られたポスターに浮かぶ「文字」に夢中になってゆく。音楽を好んだという彼は、その流れるような文体からメロディを聞き取っていたのではないだろうか?
あるいは、建物を真正面から捉えた構図で、奥行きを表そうとしたというが、その為に扉の開閉などで、人々の生活の匂いを暗に示したという…そういう詩的な感覚も、ストレートに琴線に触れるものだ。

日本に戻った時、彼が描く対象として、何とか日本の中に見いだしたのは「電信柱」(電線)だったという。それは、パリの‥空に向かって伸びるかのような建築物を思い出させたのだろうと思う。
が、その無機質に見える存在の先に、もしかして人々の営みを想像していたとするなら、それこそが、彼が没した80年後に生きている私達の”心”に寄り添い、共振できる感性だったのではないだろうか?…なんて(笑)

* - * - *

今回の展示会は大阪市立近代美術館に主に収蔵されている作品をもとに大阪のあと、香川、北海道、新潟と巡回したものらしいです。新潟展は8/30(日)まで新潟県立万代島美術館で開催されます。
 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
I like his works very well!
Jey
URL
2009/07/19 00:37
ど〜も、Jeyさん

あっ、(なぜ)英語(通るの?)”!”(←これがミソですね〜)
me,too です。
 
Cacao
2009/07/20 23:21

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